タブー~精神科医と傷を負った少女~
制作:ヨダカパン
それは、ただの肉欲か、それとも純愛か・・・
明るく快活だった、その美少女は・・・
とある性的暴行事件(ストーカーレ●プ事件)の被害者となり・・・
全てを失い、僕が経営する小さな診療所でカウンセリングを受ける日々が続いていた。
だが、ついに長い苦しみを乗り越え、少女はようやく笑顔を取り戻した。
しかし、僕は・・・
いつの間にか、心の底から彼女に惹かれており、もう我慢の限界だった・・・
僕は医者なのに、傷ついた彼女を何度も犯し、何度も膣内へと射精した・・・
禁忌(タブー)を犯した、精神科医(僕)と患者(彼女)の二人に待ちうけるのは・・・
救いのない破滅か、それとも・・・
彼女――柊 瑞樹(ひいらぎ みずき)は、その日も診察室で俯いていた。
カウンセリングを行おうと問いかけをするも、彼女は光が宿らない虚ろな瞳のまま反応しない。
以前は学校のチアガール部に所属し、その輝かしい笑顔で、観るもの全てを魅了していた明るい彼女…。
しかし、そんな彼女の姿はもうどこにもない。
――ストーカーによる悲惨な暴行事件の被害者となってしまったから。
壊れてしまった彼女を、精神科医としての矜持にかけて、なんとしてでも快復させたい…僕はそう強く思っていた。
―――そして、数ヵ月後―――
ようやく彼女は以前の笑顔を取り戻し始めていた。
トラウマのリハビリには想像を絶する苦痛が伴う。
原因となった場面を何度も詳細まで思い出し、正面から立ち向かっていかなければならない。
彼女もまた当時の感情や感触を思い出しては、何度も泣き崩れた。
しかし、彼女はついにその苦しみを乗り越えた。
それは医者である僕の力ではなく、彼女自身の絶え間ない努力によるものだった。
診療所での治療も無事終わりが近づきつつあった。
――しかし。
その頃、僕は彼女の輝かしく愛くるしい笑顔を前に、医者としてあるまじき一つの思いに強く囚われるようになっていた。
「彼女と 離れたくない」
そんな、思いに……。
しかし、治療が終わってしまえば、もう彼女と会うことは二度となくなってしまう。
どうすれば、一体どうすれば――…。
その時、焦る僕の頭の中に一つの考えが浮かんだ。
あぁ、そうか…
僕が、この手で彼女をもう一度……。