「奴は腎張りなんですよ」などというフレーズを聞いたら、それは間違いなく褒め言葉だ。
「おいらは腎すけさ」という場合は自画自賛。
「腎張り」とは性欲旺盛なこと。
「腎すけ」は絶倫の淫乱男たちを指す語だ。
こういった男たちは、「昨夜、彼女にたっぷりカルピスを飲ませたゼ」などと自慢するかもしれない。
または、思いっきりミルクを注入したとほざく奴もいるだろう。
「彼女ったら、甘酒をごっくんしちゃってさ」という場合の甘酒もエッチな白濁汁である。
「おれの女はクリの花が大好きなんだよな」精液の匂いはクリの花に似ているとされるため、これもザーメンの隠語。
ちなみに日本に広く普及しているザーメンはドイツ語、イタリア語から来ているのがスパルマだ。
「おれのシーメン」という表現を使えば、英語がデキル男だと思われるかもしれない。
ところで、「腎張り」の対極にあるのが「腎虚」である。
腎虚とは精不足。
腎臓は尿をつくる内臓だが、五行説では腎は生殖器など広い範囲を含む。
この腎が虚ろな状態が「腎虚」だ。
「お前ももう腎兵衛か」と言われたら、それは「腎すけ」の対義語でありガッカリするしかない。
「そんなにエッチばかりしてると、赤玉が出て腎虚になっちゃうぞ」
そう警告されたら要注意。
都市伝説では、一生に作られる精液の量は決まっていて、使いきればおしまい。
最後には赤玉が出て、これにて打ち止め!
この当たり玉を出してしまったら、どうもがこうと「空砲」が轟くのみである。
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