ラブホ普及前はフツーの素敵なアウトドアライフ?

「昨日、アオカンしちゃいました・・・」などと打ち明けられたら、まずは相手の人間性をしかと見極めてから、漢字と意味を判断すべし。
いかにも風流なご年配の方なら、それは「青椰」かもしれない。
「青椰」は野外で居眠りをするという意。
一方、野宿しそうな輩なら、「青館」や「青寒」という字をあててもいいだろう。

しかし多くの場合は「青姦」、つまり野外セックスを決め込んでいるに違いない。
ラブホテルが普及する以前は、日本の住宅事情の悪さもあって、若い男女による「青姦」は珍しいものではなかった。
が、今ではもっぱら刺激を求めるカップルのためのものになっている。
「スカートをめくり上げてする立ちバックが一番」
「いやいや、立ったままの対面位もなかなかだ」
と体位は、着衣または半着衣状態でも気軽に挑め、すぐに中止可能な立位が多いようだ。
なかには、四足の獣時代に立ち返って、「なんといってもワンワンスタイルが最高だぜ」という人もいる。

さて古語では、「青姦」を「青天丼」と称した。
「孔雀にして(着物をめくり上げて)の後櫓(後背立位)が一番」
「いやいや、鯉の滝登り(対面立位)もなかなか」
「ひよどり越え(後背位)が最高です」
広々とした麦畑のなか、男たちは、そういってニヤけていたかもしれない。

ちなみに株式用語では、「青天丼」は相場の上げ基調が続き、どこまでも上がりそうな様子を指す。
いずれにしてもハッピー。
ただし、どちらもいい気になっていると破滅しそうなキケンな香りはするのだが。

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