皆で力を合わせ目標に向かってまい進

「五人組」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべるのは、江戸時代の五人組制度だろう。
5戸をひと組とした連帯責任・相互扶助の単位で、領主はこれによって年貢の確保や治安維持、伝達周知の徹底を図った。
が、日本史の教科書には登場しない、もうひとつの五人組がある。

「私は、もっばら五人組専門でして・・・」などという場合の五人組がそれ。
オナニー、手淫、または江戸時代からポピュラーな俗語だった「せんずり」などと同義だ。
全体の指揮をとる親指は、組頭といったところか。
5人が力を合わせて、上へ下へとワッセワッセ。
心をひとつにしたチームワークあってこそ、初めて事を成し遂げることができる。
まさに連帯責任!すばらしき相互扶助!

「オレの恋人は、五人娘さ。毎晩戯れちやって」
などと聞けば、いかにもモテモテな感じがするが、こちらもオナニーの意。
場所が韓国に変われば、「五人兄弟」となるらしい。
さらに、ひな人形の例えでも「三人官女」ではなく、笛・小鼓。
大鼓・太鼓の4つの楽器に謡が加わる「五人囃子」がオナニーを指す。

ほかにも日本の古語には、粋な言い回しがいっぱい。
「皮つるみでウサを晴らしてしまった」というのもそのひとつ。
「つるむ」は現代では行動を共にするという意味で使われるが、古語では「交尾む」と書き交尾すること。
「塩つかみが大好き」こちらは、塩をつかむときの手を想像していただけばそのまま。
ほかにも「掌情」「独楽」などなどがある。
風雅な表現を用いるのは、せめてもの自慰か?

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