ロリータ・コンプレックス、略してロリコン。
でもロリータとは、一体何者?
それはロシアの亡命作家ウラジミール・ナボコフの書いた小説に登場するヒロイン。
この小説が大ヒットして、少女を偏愛する男の性癖をロリータ・コンプレックスと呼ぶようになった。
「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルも典型的なロリコンだったとされる。
オックスフォード大学教授だった彼が、友人の娘アリスを喜ばせるために書いたのがこの本。
そして生涯独身を貫きながらも、少女の写真を撮り続けていたとか。
また、18世紀のフランス国王ルイ15世もロリコンで知られる。
ルイ15世の性欲発散の館「鹿の苑」には、少女ばかりを集めていたという。
しかし少女愛は、病的になると犯罪につながるから気をつけなければいけない。
「戦場のピアニスト」でアカデミー監督賞を受賞したロマン・ポランスキーは、当時13歳の少女に性的行為を行ったため、逮捕を恐れていまだにアメリカに入国できないでいる。
日本でも「援交」は大問題。
「援助交際」という言葉がマスコミで頻繁に取り上げられるようになったのは、1990年代半ば。
1994年には、新語流行語大賞のトップ10に入ってしまったほどだ。
一方でこれとは別に、わが国でオタク文化とともに歩んだロリコンもある。
映画やアニメ、ゲームなどに登場する少女の熱烈なファンがロリコン。
そしてそのロリコンは、いまや海外でも通用する言葉として出世を果たしている。
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